妻を亡くし、大きな一軒家に一人で暮ら()す泰三(那波隆史)。三人の娘たちもそれぞれ結婚し、独立していった。歳と共に足腰も弱り、最近は、物忘れも多くなってきている。そんな泰三を心()配し、なにかと世話を焼()く三女のマリ(松井理子)は、ある日、転倒して腰を打った泰三に、夫と()三人での同居話を提案する。マリの献()身的な介護に心動か()された泰三は、それを受け入れた…。それから一年後、同居生活を始めてからというもの、夫中心の食生活()や、漏れ聞こえる夫婦()の営みなど()、泰三がいないか()のように振る舞うマリの豹変ぶりに、こんなはずでなかったとの思いが募る…。そんな()泰三の前に少し影のある若い女性・峯岸ゆうな(由愛可奈)が現れる。男と別れ一人暮()らしをする、ゆ()うなとの出会いに心ときめかせる()泰三で()あったが()…()
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